Japanese Men grab SS title for the first time

First SS title for Japanese Men @archives

インドオープンスーパーシリーズ(SS)決勝、男子ダブルスの平田典靖・橋本博且組(世界ランク10位)は、インドネシアの若手アンガ・プラタマ/サプトラ・ライアン・アグン組(世界45位)に対し、第1、第2ゲームともに一度もリードを許すことなく、21-17,21-9で完勝。日本の男子選手として初めてSSで優勝を飾った。これまでSSの決勝に進んだ日本選手は、昨年3月の全英オープンSS(当時)で準優勝した男子シングルスの田児賢一選手のみ

平田・橋本組は年初より、国際大会でベスト8に残れない状態が続いていた。しかし4月のオーストラリアオープングランプリ(GP)ゴールドでベスト4入りを果たすと、同じ月に中国・成都で行われたアジア選手権で北京五輪金メダリスト、マルキス・キド/ヘンドラ・セティアワン組(インドネシア)や中国のチャイ・ビャオ/グオ・ツェンドン組などを破って準優勝となり、自信を付けてインドに乗り込んでいた

今後は、ロンドン五輪出場枠獲得を目指し、オリンピックレースで世界ランクの引き上げを狙う

2nd SS title for Japanese Women @archives

日本選手同士の対決となった女子ダブルスでは、末綱聡子・前田美順組が藤井瑞希・垣岩令佳組を26-24,21-15で破り、昨年10月のデンマークオープンに続くSS2勝目を挙げた。一方、藤井・垣岩組は、昨年1月の韓国オープン、今年3月の全英オープンに続くSS決勝だったが、みたび準優勝にとどまった

末綱・前田組は今年、1回戦負けに終わった全英オープンSSプレミアを除くと、出場したすべての国際大会(SSとGPゴールド)でベスト8以上の結果を残してきた。ただ決勝に進んだのは今年初めてで、オリンピックレース直前に、弾みになる1勝となった。今後は、ロンドン五輪出場枠獲得に向け次の大会以降、参戦してくるワン・シャオリ/ユー・ヤン組(世界1位)やツァオ・ユンレイ/ティエン・チン組(世界26位)など、中国の強豪ペアとどう戦い勝っていくかが課題となる

Same result as of SSFinals @archives

2011年の初戦、SSファイナル決勝の再現となった男子シングルスのリー・チョンウェイ選手(マレーシア)対ピーター・ゲード選手(デンマーク)の1戦。このところ盤石の強さを見せるリー選手の独走をゲード選手が許さずファイナルゲームに持ち込むが、最後は、地力に勝るリー選手が振り切った。これでリー選手は、今年これまでに出場した国際試合5試合で、韓国オープンSSプレミアの準優勝を除き、SSファイナルマレーシアオープンSS全英オープンSSプレミアに続く4勝目を挙げた

Thai’s 19years bags 1st SS title @archives

女子シングルスでは、タイの19歳、ポーンティップ・ブラナプラサーツク選手が、韓国のエースとなったベ・ヨンジュ選手(世界8位)に挑んだ。ブラナプラサーツク選手は世界ランクでは格下ながら、今年に入り、韓国オープンSSプレミア・ベスト4、オーストラリアオープングランプリ(GP)ゴールド準優勝、アジア選手権ベスト8と結果を残し、世界16位にまで浮上してきた成長株。自信を持って決勝に臨んだ第3シードのベ選手に21-13,21-16でストレート勝ちし、SS初優勝を成し遂げた

ブラナプラサーツク選手は今年、イップ・プイイン選手(香港)、ワン・リン選手(中国)、チェン・シャオチエ選手(台湾)、ユリアン・シェンク選手(ドイツ)ら世界の強豪のほか、佐藤冴香廣瀬栄理子両選手も下しており、今後も要注意の選手となりそうだ

決勝の結果は以下の通り

【男子シングルス】 リー・チョンウェイ(マレーシア、世界1位)〈21-12,12-21,21-15〉ピーター・ゲード(デンマーク、世界6位)

【女子シングルス】 ポーンティップ・ブラナプラサーツク選手(タイ、世界16位)〈21-13,21-16〉ベ・ヨンジュ(韓国、世界8位)

【男子ダブルス】 平田・橋本組(世界10位)〈21-17,21-9〉アンガ・プラタマ/サプトラ・ライアン・アグン組(インドネシア、世界45位)

【女子ダブルス】 末綱・前田組(世界3位)〈26-24,21-15〉藤井・垣岩組(世界4位)

【混合ダブルス】 タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル組(インドネシア、世界15位)〈21-18,23-21〉フラン・クルニアワン/ピア・ゼバディア・ベルナデス組(インドネシア、世界14位)

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